東京都国公立幼稚園・
こども園長会について
東京都国公立幼稚園・こども園長会は、学校教育の出発点としての
幼児教育の質の向上を目指しています。 予測困難な未来を生きる子ども
たちには、自分のよさや可能性を発揮しながら他者と協同し、課題を乗り
越えていく力が必要です。
東京都国公立幼稚園・こども園では、様々な教育課題や社会のニーズを
受け止め、幼児期にふさわしい園での生活や遊びを通して、新しい時代を
担う子どもたちに必要な資質・能力を育んでいきます。
会長ご挨拶
幼児期の教育は、学校教育の始まりとして、一人一人の幼児が、自分のよさや可能性を認識するとともに、あらゆる他者を価値のある存在として尊重し、多様な人々と協働する資質・能力の基礎を育むことが求められます。また、豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の創り手となるための素地を培うことが求められています。
様々な社会的変化を受け、今後ますます、環境に自ら関わり遊びを通して学ぶ、本来の、幼児期にふさわしい教育の実践が重要となってくると考えております。
東京都国公立幼稚園・こども園は、昭和25年の設立以来、時代や社会の要請に応え、その役割を果たすべく、幼児教育の質の向上を目指し、幼稚園教育要領に基づいた実践を重ねてまいりました。特に最近では、地域の幼児教育の要として、様々な就学前教育施設をつなぎ、小学校への学びの接続を図るなど、架け橋期の教育の推進の中核を担っています。また、地域に根差した教育や、園児だけでなく地域の乳幼児への子育ての支援にも取り組み、こどもまんなか社会の実現に向け、地域全体で子育てをする土壌を育んでいます。
私たち東京都国公立幼稚園・こども園長会は、今後も、国公立園に求められる役割を果たすべく、東京都子供政策連携室、東京都教育委員会及び各区市教育委員会、関係諸団体等の理解と協力を得て、会員の皆様と共に研鑽に努め、課題解決に取り組んでまいります。そして、幼児期にふさわしい教育を更に充実させ、東京都の就学前教育の推進のため、積極的に取り組んでまいります。
和田 万希子